リンパを流す重要性について
リンパの役割
リンパには大きく分けて3つの役割があります。
①浄化システム
リンパ液は身体中をパトロールしています。各所にあるリンパ節はフィルターの役目があり、
バイ菌やウイルスが心臓に戻らないよう浄化しています。
②免疫システム
体内に侵入したバイ菌やウイルス、腫瘍細胞を撃退します。細胞の残骸を処理し身体を守っています。一度侵入したウイルスの抗体を作り、次の侵入に備えます。
③排泄システム
体中の細胞の残骸や老廃物を集め、腎臓や肝臓などの器官を経て、主に尿や汗で身体から排泄します。
リンパの流れが滞るとどうなるの?
リンパの流れが滞ると体内の老廃物は余分な水分が排出されなくなり、免疫機能も低下します。
そのため様々な不調の症状が出てきます。むくみ、頭痛、肩こり、肌荒れ、便秘、冷えなどの他、疲労物質が身体に溜まるため疲れを感じやすくなります。
リンパの流れはどうしたら良くなるの?
血液は心臓のポンプ機能で約1分間で身体を1周します。それに比べリンパ液は流れがゆっくりです。1分間で進むのは約10㎝~15㎝と言われています。さらにリンパ管にはポンプ機能がありません。リンパ液は筋肉の収縮によって流れます。なので運動不足ではリンパの流れが滞ります。リンパの流れを良くするには、普段から歩いたり、運動をしたりして身体を動かす習慣をつけましょう。簡単な方法では筋肉の収縮をするストレッチがオススメです。